「次の50年をCOM修理工房」
大切な家具を再構築する確かな技術COM修理工房

妥協しないレストレーション

徹底的なクリーニング・分解補修で、汚損部分と破損部分の発見交換に勤めます。

水屋類は特に「食料庫」であっただけに、細菌やカビ・虫の宝庫。それが臭いやシミの原因になります。

また、土間で使われていたものは、破損・劣化の有る場合下面の総交換を推賞します。

素材そして技術へのこだわり

同時代の技術・素材・修理法の再現に徹した修復を行います。

例えば引き出しの下面を補修するなら磨耗・経年劣化の観点から鉄くぎは厳禁!!。必ず木釘を使うのが日本家具の正しい構成方法。

収縮が進んだ古材もしくは高収縮の日本製無垢板を使用する、高温多湿の日本風土に根ざした漆を使う・・・・それはCOM独自と言うより日本の伝統的技術遺産です。

「和」の空気感を表現する

時間を経て使い込まれた家具の持つ気品と味わい、それを再現するのがCOM独自の古色表現。

一般に「文化財」修理で使われる技術をフィールドバックすることで、日光・蛍光灯・白熱灯・角度、全ての状況で雰囲気を損なわない「空気感」を補完する修理が初めて可能になります。

本当の経年変化を再現する為、使い込む程に味わいをますCOMのコンディションレストアに必ず満足して頂けるはずです。

あえて「修理」する意味

これは水屋に更に一段階上の古色仕上げを施したものです。こうして外見は使い込まれた状態、中身は限り無く新品に近いコンディションが作られます。

もちろん、船箪笥のように鑑賞向きのジャパニーズファニチャーにはこのような分解修理は不向きであり批判の有ることは承知していますが、こと水屋等の実用家具に関しては、今後更に初なりの実用レベルの物が減少することを考え、COMとしてはあえて積極的な修理こそ日本生活文化を後世に伝承させる責任であることと考えます。また、この事は「正しい」修理技術の継承に繋がるわけです。