滋賀県での実績件数、現在、2629件(2016年末、弊社調べ)
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創業26年の骨董買い取り実績。誠実な価格でお客様第一主義。

  滋賀県 古道具ことはじめ


古道具イメージ

古道具の査定は歴史を熟知することから始まります。

 政の上で、いまは滋賀県、そして昔は近江の国といっても、湖東・湖南・湖北・湖西では、土地の風土や風習、さらにはつたわっている文化からみても大きく異なるのが滋賀の特徴です。

 お茶道具から見てその風に身が引き締まる思いです。
 彦根藩の井伊家の城下町であり、さらに石田三成や浅井氏が蟠踞した湖東地域は東海との根強いつながりをもち、 小堀流など武家風の流れをくみますが、対して大津や草津といった湖南の街では京都や堺の流れをくむ裏千家や表千家の町衆系の茶道文化が盛んでした。

 そうしますと、お使いになっておられるお茶道具もそれぞれの流派や階級階層の流れをくむ事になります。 つまり、地域によりそれだけの差分がお茶道具というジャンルひとつを取っても生じるということです。

  具などもやはり大変形態が変わります。いまや全国で、ニトリさんやIKEAさんの家具が並ぶ時代には考えられない事なのですが、 もっと地域に流動性がなかった時代には例えば近江水屋というものを見ましても湖東と湖北でも長浜を境にして、もうこれは驚くほど変わります。

 こういう変化を知っているという事は地元の古道具を買い取る上で、実は大変重要な事です。特に組み合わせやセットになっているものの知識、 そして、流派や・・・滋賀県の場合はお家それぞれの宗派によっても違うのですが、絶対これはお持ちだろうとか、こういうのはどこかにしまったままだとか、 そういう事がわかります。

 瀬戸焼や古伊万里の食器についても、滋賀県向けのものがあり、生活に根ざした揃いものというものがあります。複雑な流通をたどった発注生産であった事がわかります。

彦根城

 すので、買取りをさせていただく時に、それが武器になります。 湖東のお武家さんの流れを組まれるお家なら、「実はこれはセットのものなので、「こういう形のもの」がどこかにおしまいになってないですか?」、 とご質問すると「ああそれなら、違うところにありますよ」となり、出してくださって査定金額が揃いという事で上がるという事などがあります。

 逆に「これは部品がないから壊れている」と昔来た地元の骨董屋さんが置いて帰ったもので、いやいや滋賀県の場合は、 実はもともとこのパーツは付けないので普通に査定できますとか、そういう場合もあるわけです。

 このあたりは自慢というより自負ですが、例えば執筆者は京滋をメインに地域史や地方史を大学で研究してきた経験(中世民衆史です)というのが、こういう面でも役立ちますし、 実は定説とは違うのではないかと実地資料をみて唸る事もあります。そういう事は関西の地域企業だから出来るという強みでお客様に還元できる事も、わたしたち「てんきゅう」の強みです。


 ここから典拠
「肥前磁器の近世流通と展開」「滋賀県史(近世・近代)」「幕末維新の彦根藩」「江戸の道具から見た生活史」他


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滋賀県公安委員会登録業者 60101h154077号

買取りリスト


つなげていく事の必要性。

 道具の買取りの中で、特に箪笥や水屋そして長持ちやヤナギゴオリの中に、ご家庭でお使いになっておられない古いものがたくさんしまわれています。

 かつてそれらの古道具類は、今の家電製品などと同じで必要だから必然的に使われてきたものです。ドラムタイプの洗濯機の代わりに昔は洗濯板でした。 大変面白い形をしていますが、若い方のほとんどが何をするものか知りませんし、使い方を知ってられる方はもっと少ないわけです。

 そして、虫干しもせず使われないと洗濯板にカビが生え、ボロボロになってしまいます。ただ、それを個人の責任と押し付けて指差して単純に「もったいない」と外からいうのは 少し違うのではないでしょうか。

古瓦

 うした古道具を、先祖から持っていることは素晴らしいことなのだから大切にメンテナンスして残してくべきなんだ・・・という考え方も、 過ぎればそこに少し無理が生じます。特に社会全体でそう取り組むのではなく、個人に責任を負わせる場合、それは過酷なものとなります。

 かつての・・・昔の必然としてそれを「使うしかなかった」時代と、もっと便利なものがあり、好みもライフスタイルも多様化した時代とでは それらの古道具をどうするかは使わない事も含めて、それは酷な言い方ですが「選択」なのです。

 まして、そうした道具に現代の便利なものや簡単なものが存在する場合は、単純に文化だから守れという言葉で押し通せない 難しさがあります。
 かつての「必然」が終わってしまっているからです。

 史のある地方都市に住んでいるのだから、古い古民家や古道具を使い続けろといってしまうのは簡単です。 しかし、それは人口の集中する都市に比較して、「便利」でも「簡単」でもない生活を強制的に受け入れろという事と同じことなのです。

 道具ですから、使わないとやはり大きく意味が変わるのです。保管場所も限りがありますし、まして、使わないものを大量にメンテナンスし続けろというのは、 それは酷なものです。

 もちろん、愛好家はそうしたものを集めたり部屋に置いたり、実際に使ったりされます。執筆者もその一人です。しかし、それは趣味や好みの世界であり、 世の中にはさまざまな趣味や好みというものがあるのですから、 古い家に住んでいれば「趣味」や「ライフスタイル」を強制させろと一律に考えるのは少し奇妙だと思います。

古民家

 民家もそうですが、用法をいわず、多々守れというのは実は拒否反応や離脱の元となる傾きをもっています。 地域を考え、興していくという考え方は大変に立派な思いと感じていますが、実質的に見ればあまり強制すると逆効果という側面もあるのです。

 もちろん、あえてそうした生活を凛として守られ、あえて不便に、そしてマイペースにライフスタイルを固守されているお家があるそれは文化でありますし、 立派な事であるわけです。しかし、やはりそれを外側から「そうしなさい」と強制はできなとおもいます。これは大変議論の多い難しい事です。

 それは戦後、もしかすると明治維新から日本人が見て見ぬ振りをしてきた問題に直結していることだと感じます。

 洗濯板一枚でさえ、ドラム式の洗濯機より効率も手間も比較にはなりません。まして、箪笥から掛け軸、古い大皿やツボや火鉢、臼や杵、 個人的には大好きなのですが、今の生活に合わせるには大変工夫のいるものたちです。「残しておけ」と外からいうのは実は大変無理のある事です。

古玩具

 物用の衣装箪笥でも、着物を着ない人に大切に残しておけと外からいうのは簡単ですが、じゃあ何に使うんだという事になる。 しかし、愛好家の方が昔の薬箪笥や衣装ダンス、帳場箪笥、刀箪笥を見事に使われているのだから、「ほらっ使えるだろ」というのは大変酷です。 古い家にお住いの方に向けて、「残せ残せ」という事で、結局強制されるとますます古いものに否定的にな気持ちを持たれる方が増えるのもやはり問題です。

 地域に誇りを持って生きる事は、生活用の古道具を強制的に使わせるとはイコールではないと思います。伝えるものは伝え、やはり生活上無理な部分は むしろ、大切にする人にバトンタッチする方が大切にされ残っていくのを実見すると、本当に残すには柔軟性と言う部分が必要だと痛感します。

 ですから、私たちは議論の場ではなく、実際の生活の場で使わなくなったご家庭から、そういうものをあえて使ってやろう、集めてやろうというご家庭へと バトンタッチさせていただく事で、そういものが人から人に伝わって伝世していく「現場」のお手伝いをさせていただいているつもりでおります。

 社会全体で日本の素敵な古道具とそれを取り巻く「気持ち」を伝えていく取り組みを職務としてできればと考えています。


ゴミ整理

買取リスト

湖国の古道具たちよ永遠に!

 根の生まれです(本稿担当執筆者)。私は琵琶湖という大水盤とそれに流入する河川によって育まれた湖国であるこの地域を、自らの故国としていることを誇りに思っております。

 古道具を通じてこの仕事を手がけておりますとふといろいろな思いが去来し、立ち止まらずにはおられません。

 先日お邪魔したご家庭で、ご主人とお話ししてさらに感慨は深まりました。その家の若いご主人とは年齢も近く、県内の同じ高校を出たものでしたので、 話は大変盛り上がりました。

古伊万里

 と古農のご家庭で良い掛け軸をお持ちでした。おうちは新築で蔵だけが残っており、新築のフローリングのお部屋には床の間はありませんでした。 拝見したのは野洲の大岡利右衞門の書です。私がそれをいうのは職業的にはNGなのですが、それを「のこしておかれては」とご提案しました。

 私は老農の大岡利右衞門の「言葉」が農家をしっかりと継がれているお家に残ることに意味があると感じ、そう申しました。間違っていたとは感じません。

 しかし、ご主人は残しておいても飾らないし、飾る場所もない。メンテナンスがわからないし痛めても悪いので、あなたのところに売りますと、 おっしゃっていただきました。 しかし、心の中では大変複雑な思いがし、地域で生きる事や文化を伝える事も含めて今日の社会の流れを帰りの車内で色々と考えました。

 のお軸は結局、博物館に入りました。と言いましても、販売価格は下限に近いものです。しかし、これが多くの方の目に触れるものとなり、将来的に メンテナンス管理をきちんとされ一流の表具師さんに直されながら伝世していくとみれば、結果は意味をなしたようにも思います。

 もちろん、湖西に多い波佐見系のくらわんかのお椀のようなものや、多賀大社から東進しての木地細工というような、大変素朴で味のあるものは、 古道具としてたいへん伝わりにくい世の中になっています。博物館や郷土資料館にも入らず、入る事もできず、使われる事もなくなった生活用の古道具類。 愛好者や趣味人の方々に守られて少しでも伝わってほしいと考えております。

古家


 

何より昔のものを修理する意味。

 近のフランスから始まった一連のプロカントブームの影響で、古道具をクリーニングせず、直さないで使う事が「かっこいい」という風潮が風です。

 金具のとれかけた多段式のナラ材引出しとか、スイッチの壊れた卓上ランプ、引出しが軋んで開きにく箪笥を部屋に置く。 時間の持つ崩壊や劣化の作用を含めた一種の退廃的な魅力も含めて、ビジュアルとして部屋に取り入れてみる。

 もちろん、使い込まれた風合いというのは古道具にとっては大変重要な魅力だと思いますが、 故障とか汚れまでそれに含めるのかは議論の分かれるところではないでしょうか。

組木細工

 社の系列企業である向日町修理工房は、そうした古道具の修復専門工房ですが、 分解し、汚れを取り除き、徹底的に修復しています。世の中の流れとは少し違った事を続けています。

 てんきゅうの買取りシステムと工房の修理技術力、そして各系列店舗の販売網がリンクすることで、 多様な日本の品物が伝世し、大切にする方の元できれいに使われて残っていく・・・。私たちは常にそうありたいと考えています。

 ただ、ブロカントブームに関しては、全てではないとして、そうした趣味のブログを読んでも、そういう集まりの人たちの声を聞いても、 ブロカントのものは飽きたので買い替えたり、使いにくいものは処分したりされ消費されるという側面も持っている事に驚きます。

 ブロカントはブームであり、ファッション的な流行的な要素が強いため、「日本の古道具は飽きたので北欧の古道具に買い換えた・・・」という事になります。

 つまり、「古道具」もまた「消費」されるものであると・・・。

 たちはそうした考え方から決別し、流行は追いません。査定金額には市場の流行を反映させますが、 しかし、流行しているからを買取りの理由にはいたしません。
 そして、これからも敢えて徹底的に分解洗浄し、削り、塗装し、研磨します。 それがお譲りいただいた方への回答であり、今後も伝世し長く使い続けられることの前提だと感じているからです。

 私たちは京滋の土地の結びつきを通じて、流行に流されず、地域の文物を常に守り続けるものであり続けたいと決意しております。

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